2016年3月21日月曜日

CNC4030 8 (Z軸ゼロ調プローブの製作)

CNCでワークを加工する場合、穴を空けたり、削ったり、ケガいたりと数種類のツールを使うが、ツールの交換の時にZ軸方向の原点がズレるのでその都度ゼロ点調整をする必要がある。 CNC制御ソフトのMach3にはAuto Tool Zeroというゼロ点調整用のボタンがあり、スクリプトとプローブを用意すればゼロ点調整を自動で行わせることが出来る。

情報元
https://www.youtube.com/watch?v=l5ijj_Gn2zw
http://www002.upp.so-net.ne.jp/hard-and-soft/Auto_Tool_Zero/Auto_Tool_Zero.html

コントロールボックスからプローブ用の配線は引き出しておいたので、今回はZ軸のゼロ点調整用のプローブを作ってみた。今回、設計は3D CADのFreeCADを使ってみた。構造は本体が木製でそれに2mmのアルミのプレートを実装する。

本体



アルミのプレート


裏面   誤ってプローブの導通を検出できなかった場合には刃が下降し続けることになるが、プレートが硬いと刃が折れたり、機械にダメージを与える可能性があるので、プレートの中央部の肉厚を薄くして突き破れるようにする。


これらの部品をCAD上で組み上げてみた。



これらのデータから2Dの図面データに変換しDXFファイルに落とし、CAMツール(g-simple)でCNC用の加工データを作成し、各材料を加工した。

出来上がった部品


組み上げた。 本体は黒く塗装してみた。

配線を取り付ければ完成だが、今回本体をMDFではない木材を使ってみたのだが、思っていたよりも粗悪な出来になってしまった。MDFでつくり直そうかな。


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