木材にΦ0.4のドリルで穴を空けそこを座標原点とする。
次に、ドリルの刃を上空に上げてからスピンドルを前後20mmの往復動作を10回行う。
その後ドリルの刃を下げて再度穴空けをする。移動はこれまで同様、g01 x0 y20 f1000 ➔ g01 x0 y0 f1000 のGコードを繰り返し実行させて行った。 ※ f1000が移動速度で1000mm/minを表している。
0.135mmの差は前後往復動作での1回当たりの差であり、これは3歩進んで2歩下がるようなことなので等距離の往復動作を繰り返せばその分原点に対してのズレは大きくなる筈だ。
10回の往復動作が終わって再度穴空けするところ、見た目では位置ズレしているようには見えない。
再穴あけ後、比較のために左右にも穴を空けた。
実体顕微鏡で見てみた。上が比較用に空けた穴で下が10往復して再度穴けした穴。
穴の形が歪になったり広がったりしているようには見えない。
もう一つの比較用穴との比較 下が比較用に空けた穴。
こちらと見比べても差は無い。
ノギスの爪の間隔を0.4mmにして穴と比べてみた。
Φ0.4ピッタリ!
この結果から、20mm程度の往復動作によるズレは発生していないと言えると思う。
したがって、0.13mmのズレは測定系の問題だろう。
今回、スピンドルモータに装着してゴムを前後に引く軸は爪楊枝を使ったが、装置を取り外してみたところちょっと折れ曲がっていた。
こういう本来は硬くなければならない部分のたわみ等が誤差の要因となっていたのかも知れない。
今度からは金属にしようっと。
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