そろそろ実機を動かしたいところだが、CNC4030付属のコントローラはなるべく改造したくない。パルスモータドライバは今まで実験に使ったやつがあるしスイッチング電源等もジャンク品を何個か持っているのでこれらを使ってデバッグ用コントローラを組み立てることにした。ベースになる板はダイソーの穴開きボードを使っている。一見すると木製の板に見えるのだが材質は"MDF、紙"って書いてあった。厚さが5mmあるのでそこそこ強度はありそうだ。スピンドルコントローラは無いのでそれだけは付属コントローラの物を使うことになる。
スイッチング電源は出力50Wの同じ型番の物が2個あったので、これの出力をダイオードを介して並列接続して使うことにした。
FPGAボードは当初 CMOD-S7を使おうと考えていたのだが、方針を変えてZYBOを使うことにした。GコードのインタプリタやMACH3やLinuxCNCの様なGUIも可能であれば作りたいと考えているのでアプリケーション層の部分はZYBO+Petalinuxにする。Zumi32はPL部に実装してARMとZumi32間は共有メモリ(RAM)を介して通信する。
電源の一部の配線が出来た。右側の7セグ基板とその下のスイッチ基板はこのコントローラに実装するか、独立してCNCペンダント的な物にするか思案中だ。
RTLの方はパルス生成部を書いている。 最下層は pls_gen というモジュール名にして主にパルスモータードライバへのパルスを生成する。一応 en信号とdir信号も出力するがこれは入力信号を1段F/F通しただけのものになる。前回の検討ではbeat信号もこの階層に入れるつもりだったが、これは加速度 accel を更新するタイミング信号なのでもう一つ上の階層の方が良さそうだ。ということで現状入出力は以下のような感じだ。