自作CPUのzumi32がiCELM40に入るかを見てみた。
以下のようなアーキテクチャとした。従来であればプログラムダウンロード用のパスも設けるのだが、iCE40LMのEBRAMはtrue dual port ram モードを持っていないため省略した。
合成の結果はP&R(配置配線)でエラーとなってしまった。
iCE40は配線用リソースが少ないと見え、純粋な論理回路としてはLUTやDFFはリソース内に収まっているが、配線経路としてLUTが使用されておりその数と合わせるとデバイスのリソース規模を超過してしまうようだ。
そこで、今度はデバイス設定をiCE40UltraのiCE5LPに変えてやってみたところ成功したが、リソースの使用率は100%で、P&Rに1時間位かかった。
iCE5LPのLUTとBRAMの規模はiCE40LMと同じだが、その他にハードマクロの乗加算器(16x16 Multiply & 32bit Accumulator Blocks)を持っている。 ただし、パッケージはWLCS36 (6x6)とWLCS20 (5x4)である。iCE40LMはWLCS25 (5x5)なので非互換ということになる。
以下の写真の右側がiCE5LPのWLCS36パッケージ品である。こうしてみると大きさ的には大差無いと言える。こいつのハンダ付けも今度挑戦してみようと思う。
iCE40LMに戻って、今度はCAN IPの実装をやってみた。
とりあえず、アーキテクチャは以下のようにした。
合成は旨く行った。
リソースの使用状況はこんな感じになった。
今回のRTLではUARTも入れているが必須ではない。また、iCE40LMはI2CとSPI IPをハードマクロで内蔵しているので、これらを利用すれば、リソース的には余裕が出来る筈だ。
2015年6月28日日曜日
2015年6月13日土曜日
世界最小クラスかも知れないFPGAボード 3 (動作確認)
ユニバーサル基板で作った時にFlashの書込が旨く行かなかったが、これは1.2V LDOの配線ミスが原因だろうと判断したが確認はしていなかったので、基板化したセットでFlashへの書込ができるかを確認した。
結果は成功した。
FPGAへの書込も問題なく出来た。
書き込んだのはLチカのやつだ。LEDを接続すると点滅した。
(※. 緑色のLEDは+3.3V受電確認のためのLEDである。)
次に、ユーザI/Oとして使える全てのピンに信号を出して確認することにした。
このボードのピンの信号割り当ては以下のようになっている。
RTLとピン定義は以下のようにした。
確認はロジアナを使った。
全ての信号で単独のパルスが出ているのでハンダブリッジ等も無いと判断できる。
結果は成功した。
FPGAへの書込も問題なく出来た。
書き込んだのはLチカのやつだ。LEDを接続すると点滅した。
(※. 緑色のLEDは+3.3V受電確認のためのLEDである。)
次に、ユーザI/Oとして使える全てのピンに信号を出して確認することにした。
このボードのピンの信号割り当ては以下のようになっている。
RTLとピン定義は以下のようにした。
確認はロジアナを使った。
んー・・・、バッチ・グーです。
念の為、オシロでも電圧レベルを確認した。
全ピン、+3.3Vまで振れていた。
この時の電源電流も見てみた。 受電確認用のLEDは外した。
442uA !!
動作クロック周波数が低いのと、実装している回路規模が極めて小さいというのもあるとは思うがかなり少ないと思う。
ハンダ付けは問題無いことが判ったので接着剤(アロンアルファ)を接続部に流し込んで固めることにした。
アロンアルファは固まると白濁してしまうがしょうがない。
今度、紫外線硬化型レジンを試してみようかな。
2015年6月6日土曜日
世界最小クラスかも知れないFPGAボード (基板が届いた)
登録:
投稿 (Atom)
ERROR: Failed to spawn fakeroot worker to run ...
なにかと忙しくてなかなか趣味の時間を確保できない。 ...orz 家の開発機のOSはLinux Mintなのだが、最近バージョンを22に更新したところ、myCNC用のpetalinuxをビルドできなくなってしまった。ビルドの途中で ERROR: Failed to spawn ...
-
ZYBOでLinuxを動かし、その上で X Windowを立ち上げ X アプリを動作させることが出来た。 以下はgnome-terminalとgnome-system-monitorを起動しgnome-screenshotで撮ったscreenshotだ。 これまでDFT ...
-
FT232RというUSB-UART変換ICがある。このICにはBit Bang Modeという機能があって、UART用の端子がGPIO的制御が可能になる。 FT232Rを搭載したUSB-UART変換基板は秋月電子やマルツパーツ等色んなところで売られていて私もSparkfunのF...