2015年4月5日日曜日

ZYBO 22 ( I2S コントローラの作成 13 )

再生方向と速度を任意に変えられるようにするために、ジャンク箱にあった光学式エンコーダを使ってみた。

出力は回転速度と向きに応じて以下のようなパルス波形になる。

この信号から前後方向のパルスを作成しポインタを更新させようという訳だ。



ただし、見ての通りパルス周期が大きい。と、言うのもこのエンコーダの仕様は50パルス/回転なので1回転で50パルスしか出力しない。映像などを見るとスクラッチ音を発生させる場合のレコードはLPレコードを使っているので、回転数は33回転/分(=0.55回/秒)である。つまり、エンコーダのつまみをターンテーブル相当と考えた場合は50パルス×0.55=27.5パルス/秒しかパルスが発生しないことになる。このパルスはD/Aのサンプリング信号と同じなので、27.5では少なすぎる。そこで、パルス1発当たりのポインタ増減値を大きくしてみたのだが、あのキュッキュッしたスクラッチ音になならなかった。

ギヤ等を使ってエンコーダの回転数を上げる必要がありそうだ。

ちなみに、本物のスクラッチ音はどういうふうにやるのか、その時にターンテーブルはどういう状態か等はyoutubeの以下のビデオが参考になった。

Turntable Tutorial 2 - SCRATCHING BASICS (Part 1 of 2)


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