2013年12月10日火曜日

ブレードPC

ヤフオクにクラウド型Webセキュリティシステムという名称の、見た目がブレードサーバーっぽい品が出品されていた。(この品の出品者は湘南の方にあるリサイクル企業で、以前このブログに書いた測定器っぽい装置もこの出品者のものだった。) スペックの説明は無かったのだが、掲載されている写真を見て、何か惹かれるものを感じたので入札してみたところ、オークション開始価格の1,000で落札できた。この製品は純正の化粧箱(梱包箱)と付属品もちゃんと付属していた。オークションに出品される品でこれほど揃っているケースは珍しいんじゃないだろうか?

以下が入手した物(実際はこれが別のダンボールで包まれていた)


蓋を開けると、


付属品、


本体、


筐体の蓋を開けてみると、

HDDは外されているが、メモリは実装されていた。
CPUはヒートシンクに隠れて何が実装されているか不明なので、ディスプレイを接続して電源を入れてみた。

BIOSのSETUP画面

なんと、CPUはXeon (2.4GHz、4コア)だった。
メモリは16384MB ・・・ 私の認識が間違ってなければ 16GB !!!   しかも、このDIMMはECC付きのDDR3 SDRAMのRDIMMだ。  これが1,000(送料除く)で購入できた訳だ。。。すごくない?
まぁ、ちゃんと動作しなければタダのゴミでしかないが。。。

HDDを接続して動かしてみようとしたが、ファンというよりかはブロワーの音が尋常じゃない五月蝿さで、このまま使用するのは無理がある。しかし、付属していたUSERS MANUALを読むと、マザーボードの寸法はATXらしく、普通のPCのケースにも実装可能なようだ。そこで、現在は使用していないPCの筐体にマザーボードを組み込んで見たら問題なく収まった。

後はCPUクーラを調達する必要がある。近所のリサイクルショップで使えそうなジャンク品を100で購入してきたのだが、残念ながら上手く取り付けできなかった。仕方がないので分解してFANの部分だけを既存のヒートシンクに取り付けた。

で、HDDを接続し、電源をONにして起動したところ正常に立ち上がり、OSのインストールも問題なくできた。と言う事で、ハードウェアは問題なさそうである。

ISEで去年の今頃取り組んでいたDFT IPのRTLの合成をやって見た。

全く問題ない。ヒートシンクも熱くない。
合成に要した時間をDetailed ReportsのGeneratedの時間で見ると、Synthesis ReportからPost-PAR Static Timing Reportまでが9分20秒である。

比較のために、現在メインで使用しているPCでも合成してみた。
このマシンのCPUはAMD-FXでクロックは最大4.8GHzだ。

合成結果は以下の通り、

処理時間は殆ど同じだった。

現在メインで使用しているマシンと性能的に遜色の無いものが1,000(送料除く)で買えるなんて・・・しかも、メモリがECC付きだったりして信頼性はおそらくこっちの方が高い。
私の認識が正しければ1,000とは100円玉10枚と同じ価値の筈だ。今時、缶コーヒー10本も買えないが、その価格でこれだけの性能のマシンが買えてしまう。何ともすごい時代である。


0 件のコメント:

コメントを投稿

自作CPUで遊ぶ 22

今使用しているモータードライバはDM556Dというものだが、このドライバはMicro Stepが 800 [pulse/rev] 〜 40000 [pulse/rev]の範囲で設定できる。 Mi...