2013年9月17日火曜日

トランスの実験

電源部にトランスを使用している古い測定器等の場合、多様な電源電圧(100V~240V)に対応するために一次側のタップを切り替えられるようになっているものがある。私もジャンク品で持っている。


このタップを利用して100Vから200Vに変換できるのではないかと思いついて実験をしてみた。少なくとも理屈の上では出来る筈である。

トランスの1次側からは5本の線が出ている。

これらの関係がどうなっているかを見るために線間抵抗を測定したところ以下のような結果を得た。

この結果から一次側巻線の構造は以下のようになっていると推測される。

また、上記のタップ切り替え用部品と短絡板のパターンから各電源電圧の時の接続関係は以下のようになることが判った。

そこで、100Vの回路、つまりE-D間を接続した状態で、C-E間に100Vを印可してC-F間の電圧を見てみた。

若干低いが200V近辺である。
次に、A-E間に100Vを印可してC-F間の電圧を見てみた。

ということで、態々トランスを買う必要は無いかもしれないな。
と言いつつ、先週安価な奴を見つけて注文してしまった。早まったか。。。orz


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