2013年9月8日日曜日

半田吸い取り器

Communication Boxのユニバーサル基板の部品を除去しなければならないのだが、長年愛用している半田吸い取り器が壊れてしまった。

購入して20年位経つ。


ダイヤフラムポンプのゴムに亀裂が入っている。



ヒーターの部分はまったく問題ないのだが・・・  残念である。
仕方がないので新しいのを入手することにした。
安いものは無いかネットで調べて見たところAliExpressという海外のサイトで中国製の半田吸い取り器が$86.99で売られていることを知り購入した。  但し、電源電圧220V用である。


この立派なスタンド付きで¥9,000弱である。さすが中国製、安い。
これが100V対応品なら申し分ないんだが。。。

100V電源を繋いでみたところヒータは熱くなるが肝心のポンプが動かない。
電源電圧が半分以下なんだから、当然といえば当然だろう。

100Vで使えるように出来ないか見るために分解してみた。


基板の部品面側


低電圧駆動のDCモータとか使ってればいいなーなんて期待していたのだが、このモータは高電圧駆動タイプのようだ。モータには最大311V(220V×√2)の電圧が印可される。 しかしながら、220Vという電圧は高すぎるのか、トライアックを使ってモータに供給する電力を制限しているようである。

基板のパターンから回路図を起こして、Spiceでシミュレーションしてみた。


電圧は電力に対して二乗で効いてくる(P = V^2/R)筈だから、そのまんま100Vで使うのは無理っぽい。 色々検討した末にトライアックをバイパスして100Vを全波整流してモータに供給するようにしてみたところ、モータが回転した。


そこで、以下の基板で半田除去できるか試してみた。
このリレーを外してみる。



除去できた。




今回の改造方法なら元に戻すのも容易なので、将来電源電圧の昇圧用トランスが安く入手できたら元に戻すことにして、それまではこの改造でいこうと思う。


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