2013年1月8日火曜日

DFT IPの作成 17

バグが取れてちゃんと動作するようになった。次にメモリへの書出し機能を追加する前に、保留にしていた固定小数版に再チャレンジしてみた。固定小数のbit幅は27bitで整数部12bit、小数部15bitとした。また、時間の関係で今日のところはdft演算ループ内のみ、即ち dft_core部のみを固定小数化し、表示用データに加工するdft_power部はそのままとした。そのためdft_coreからdft_powerへの情報はdft_coreの最終段で固定小数を浮動小数に変換して出力するようにしている。


固定小数化の利点は回路規模が小さくなることだ。例えば以下は複素数乗算部(dft_cmply)だが、浮動小数版よりも小さくかつレイテンシーも8から3に減らすことができた。


もっと定量的に比較するために、dft_core部をトップもジュールにして合成してみた。
以下は上段が浮動小数版、下段が固定小数版だ。合成条件は同じだが、クロック周波数等の制約は付けていない。



Spartan3E 250にも入れられるかな??

タイミング制約も付けた全体の合成結果は以下の通り。
最上段がシステムアーキテクチャ、中段が浮動小数版の結果で下段が固定小数版だ。




いつものバイクの通過音を再生させてみた。


見た感じは浮動小数版と変わらない。

どの位差があるのかはシミュレーションして得られたデータとCモデルの出力との平均二乗誤差をとって評価してみるつもりだ。


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